<今月の注目ニュース、製品・イベント情報−−「NM INFO」>
日本テレパソロジー研究会に全国から集合 ほか


2002年11月号掲載(※記事の抜粋。全文は本誌をお読み下さい


松下電器が6年ぶりに業務用ミニDVカメラ発表

 松下電器産業(株)が10月10日から、6年ぶりのDVフォーマットビデオカメラレコーダー「AG-DVX100」を発売する。このミニDVカメラは、世界で初めて24pに対応する機能とCINE-LIKEガンマ搭載が一番の特徴となっている。
 この機種の投入で、放送分野の報道利用や業務市場はむろんのこと、DVフィルムメーキング市場での活用に期待しているという。また、ローコストな映画製作の手法が広がりつつあり、国内でも若手クリエーターたちに対して積極的に提案していくそうだ。
 そのためにIEEE1394(FireWire)を搭載し、アップルの「Final Cut Pro」へ転送でき、24p、480本のプログレッシブスキャン解像度で編集ができるという機能をアピールする。この連携によって、デスクトップでフィルム感覚の作品を生み出す環境が一回り大きくなりそうだ。なお、AG-DX100の実売は50万円ぐらいの見通し。
●松下電器産業(株)
 システムAVビジネスユニット営業グループ
 TEL:06-6901-4676
 vsdwwwop@vsd.mei.co.jp



高輝度・軽量液晶プロジェクタ2機種発売
日立製作所

 (株)日立製作所は、高輝度・軽量液晶プロジェクター2機種、「CP-X327J」と「CP-S317J」を10月10より順次発売する。1700ANSIルーメンの高輝度ながら質量2.7kgの軽量を実現(CP-X327J)。しかも短焦点レンズを搭載しており、1.8mの投写距離で画面サイズ60型を表示できる。水平・垂直キーストン補正機能搭載により、スクリーン正面にプロジェクターを設置できない環境下での使用も可能。会議やプレゼンテーション、授業に最適なプロジェクターである。価格は49万8,000円(税別)。
●(株)日立製作所 プロジェクタ本部商品企画部
 TEL:045-866-6305
 http://www.hitachi.co.jp/proj



手軽に楽しむ新「カジュアルシアター」 発売
松下電器

 松下電器産業(株)は昨年販売して好評を博したカジュアルシアター「TH-AE100」のバージョンアップ機として、機能と使いやすさをアップさせた「TH-AE200」、マニア層も満足のいくハイスペック仕様の「TH-AE300」の2モデルを10月1日より順次発売する。特にTH-AE300は新高解像度ワイドパネル(960×540画素)を採用し、ハイビジョン画質も劣化なしに表示できる。また、松下独自の「スムーススクリーン技術」により画面上の黒い格子を軽減。滑らかな映像表現を可能にした。TH-AE300は輝度800ANSIルーメン、価格32万円。
●松下電器産業(株)
 http://www.panasonic.co.jp



NEBAキャンペーンでBSデジタルハイビジョン好調


 5月から3カ月間にわたって、全国の大型電気店の店頭は「BSデジタルハイビジョンテレビ」でにぎわった。このキャンペーンを展開したNEBAは、目標4万台に対する最終結果を発表した。販売実績は4万5,070台で、達成率112.68%になったという。月別では5月が2万358台、6月が1万2,850台、7月が1万1,862台となった。
 NEBA事務局では「BSデジタルハイビジョンテレビは、久しぶりの大型テレビ商品。ワールドカップサッカーのビッグイベントがあったことで、特に高画質映像に関心が集まりました」と手応えを語る。
 中でも、プラズマテレビや液晶テレビの「薄型テレビ」が好調で、BSデジタルハイビジョン放送の高画質が薄型テレビの持つスタイリッシュさと結びついて爆発してきたそうだ。



プロ用ビデオ編集ソフト「EDITION DV」
ピナクルシステムズ

 ピナクルシステムズ(株)は、最新機能を搭載したビデオ編集ソフト、「EDITION DV」を9月25日より販売開始した(本体標準価格12万8,000円)。ビデオ編集ソフトのほか、DVDオーサリングやエフェクト関連ソフト、日本語マニュアルCD、IEEE1394PCIボードなどを同梱。低価格ながら、各種映像フォーマットに対応、リアルタイム並みの編集機能を搭載している。対応OS はWindows2000/XP。同社では年間1,500〜2,000本を販売目標に掲げている。また、コンシューマ向けビデオ編集ソフト「STUDIO VERSION8」(製品版本体標準価格1万3,800円)も10月上旬に発売予定。
●ピナクルシステムズ(株)
 http://www.pinnaclesys.co.jp/



トヨタ自動車(株)の新情報ネットワークサービス「G-BOOK」、
10月1日より一部サービス提供開始

 「G-BOOK」は、(1)車とITの融合の具現化、(2)ドライバーの立場に立った双方向情報サービスの提供、(3)他業種とのサービス融合を促進する新プラットフォームの構築などをねらい、トヨタが開発した新情報サービス。10月1日からはPCやPDA、携帯電話向けに一部サービス提供を開始し、本年秋に発売する新型車への「G-BOOK」対応端末搭載を機に、本格展開する予定。
 「G-BOOK」システムの主な特徴は、(1)データ通信モジュールDCMを車載(従来のカー情報サービスのように携帯電話を接続する必要がなく、ワンタッチでネットワーク接続可能)、(2)SDカード対応端末(SDカードに基本ソフトを搭載することで、コンビニのマルチメディア端末「E-TOWER」などからのコンテンツのダウンロードが可能)、(3)ユーザー・カスタマイズド・サーバ(情報センターに専用サーバを設置し、ユーザー個々の要望に合わせた画面やメニューの設定、さらにメンテナンス情報の管理などを行う)、(4)シームレスネットワーク(車以外に、PCやPDA、携帯電話などからもアクセス可能)、など。
 現時点でのコンテンツおよびサ?ビス提供会社としては、ゼンリン、近畿日本ツーリスト、セコム、セガ等をはじめ、50社を超える企業が名前を連ねている。
 車載端末については、設計・開発を松下通信工業が、販売を松下電器産業が行っているが、メーカーを限定するものではなく、基本的にはオープンとしている。また、いまのところ、トヨタ車以外への展開は考えていないという。



「HPCテクノロジーセンター」開設
日本SGI

 日本SGI(株)は、「HPCテクノロジーセンター」を9月10日に開設した。同センターでは官公庁系の大手研究所や大学向けに豊富な納入実績を持つ現行サーバ群に加え、2003年にリリース予定のインテル「Itanium 2」プロセッサ搭載の次世代スケーラブル・サーバに対し、国内でもLinuxによるサーバの技術検証体制を整えるため、専門技術者40人体制による組織として編成したもの。次世代サーバの製品化に先立ち、サーバのピーク性能の追求だけではなく、周辺システムおよびアプリケーションも含めたトータル・システムとしての生産性を同センターで検証していく計画だ。
●日本SGI(株)営業フリーダイヤル
 TEL:0120-161-086
 http://www.sgi.co.jp/



全国からテレパソロジスト集合「日本テレパソロジー研究会」


 昨年夏に発足した遠隔病理診断−−テレパソロジーの実用化に向けて、研究の集約を目指す日本テレパソロジー研究会が、第1回研究会を8月24日に開催した。全国から病理医、検査技師、メーカーなど関係者約80名が参加した。また、前日には(財)医療情報システム開発センター(略称MEDSI-DC)が「テレパソロジー講演会」を開き、米国のテレパソロジー動向や、テレパソロジーの標準化事業、パネルとして「テレパソロジー標準化の意義」が展開された。
 特に日本テレパソロジー研究会の前夜祭として「テレパソロジーへの思いを語る会」が行われ、病理医をはじめ検査技師、メーカーの開発者が自由に語り合った。これまで病理医とメーカー関係者がそれぞれで結びついていたが、主催した土橋康成・京都府立医科大学助教授は「みなさんに病理医の生態を知ってもらいたい。忙しさが増す中で、責任は一層重くなっており、その中で何ができるのかを、枠を超えてフランクに話し合いたい」というねらいで行われたものだ。
 「病理診断では、まず検体全体を白衣にかざしてながめるが、これが診断用の顕微鏡でできればと希望するが、いつまでも真っ黒」という医師からの意見に、メーカー側は「セラミックなどを使ったが、コストや耐久性に問題があった」と説明するなど、何気ない疑問や不満も話された。
 そこで話された大きな問題は「テレパソロジーの必要性」であった。認定病理医1,800人という病理医の不足を解決するということなら、テレパソロジー導入がこの問題の根本にメスを入れずに終わるのではないか。その一方で、センター化すれば病理診断の効率化が図られるという考え方が出てきたことや、大都市以外の病院では1名の常勤病理医体制が多く、この一人病理医の抱える課題についても意見が出された。さらには、双眼顕微鏡で見て得られる情報と、ディスプレイを通した情報では印象が違うことや、弱拡大時(4倍程度)のフォーカスなどのシステム上の問題も数多く指摘された。
 日本テレパソロジー研究会は、現在会員数100数名。会長は澤井高志・岩手医科大学教授、事務局長が土橋康成・京都府立医大助教授。
●日本テレパソロジー研究会
 http://www.clinpath.kpu-m.ac.jp/datafolder/telepathol/index.html



「視覚障害者サッカー」音で蹴るもう一つのサッカー、韓国、ベトナム、日本の親睦大会開催


 視覚障害のある若者たちが、音の出るボールに肉迫し、パス、ドリブル、ゴールをねらう。「音で蹴るもう一つのサッカー」というスローガンで仲間を広げ始めた視覚障害者のサッカーが、この夏、岐阜・高山と神戸で、韓国、ベトナムの2カ国の代表チームを迎えて「アジア親善カップ in Japan」を開催した。
 前号の「編集長メッセージ」欄で紹介したが、音が出る鈴のような器具を入れたボールをめぐって1チーム5人で戦う。キーパーは弱視か晴眼者で、プレーヤーはアイマスクをして「全盲」条件で攻守に動く。競技場はフットサルと同じ広さを使用し、サイドライン上に約1mのフェンスがある。
 このゲームを初めて見たが、「ゲーム中は声を出さずに応援してください」というアナウンスに象徴されるように、「音」が支配するサッカーだと感じた。ボールから出る「ジャラジャラ」という音。相手ゴール裏でシュートをガイドする「コーラー」の声と、選手が相手に近づくときに出す「呼びかけ声」。日本チームは「まいど、まいど」が響く。
 この大会で、日本チームはアジア最強の韓国チームをPK戦で破るなど、チーム関係者の予想以上の大活躍。「いまは大阪中心ですが、首都圏でも普及させたい」。



「食チャンネル」、『Foodies TV』として10月1日新スタート


 日本初の食専門チャンネルとして1997年6月に開局した「食チャンネル」((株)イマジカ)が、開局5周年を機に、チャンネル名を『Foodies TV(フーディーズ・ティービー)』として、装いを新たにスタートする。「食チャンネル」はスカイパーフェクTV!と全国約100局のケーブルテレビ局から配信され、現在の視聴可能世帯数は約155万世帯。『Foodies TV』では「食を愛する人々のためのエンターテインメントチャンネル」をメインコンセプトに、「つくる楽しさ」「食べるおもしろさ」「やくだつうれしさ」の3つのコンセプトに基づいてチャンネルを構成し、クッキングから店情報、食業界情報まで、あらゆる角度からアプローチした食情報を発信していく予定。



日本最大規模のVODサービス『LEO-NET』全国展開開始
レオパレス21

 アパート・マンションの建築および賃貸事業を手がける(株)レオパレス21は、同社が管理している約19万1,000室(2002年3月末現在)に対して、Bフレッツを利用した、入居者限定の映像配信サービスおよびインターネットアクセスサービスを、10月1日より開始する。同社物件の入居対象であるM1・F1層の物件選択基準の一つである「レンタルビデオ店が近くにあること」を、部屋にいながら実現し、他社物件との差別化を図ろうというもの。初年度は、東京などの大都市圏を中心に約3万室への展開を目標とし、新築物件に対しては標準装備していく予定。
 『LEO-NET』のサービス内容は、映画などのビデオをストリーミング放送する「デジタル・レンタル・ビデオ」と「CS放送5チャンネル無料視聴」「インターネット無料常時接続」の3つをワンセットとし、初期費用は無料、利用料金は月額3,000円。なお、「デジタル・レンタル・ビデオ」は1タイトルにつき200円から450円(2泊三日)。
 利用者はテレビとSTBをつなぎ、STBとCPEをLANケーブルで接続するだけ。「デジタル・レンタル・ビデオ」では、早送りや巻き戻し、途中視聴など、パッケージによるレンタル・ビデオと同様の操作が可能になっている。
 STBは同社とIT'S TV社(韓国)との共同開発によるもの。また、建物内の回線は、VDSLを同サービス用にカスタマイズしたものを使用。
 「デジタル・レンタル・ビデオ」のコンテンツについては、AIIやギャガコミュニケーションズなどの国内コンテンツ、およびワーナーブラザーズや日本ヘラルド、ウォルトディズニージャパンなどが持つ海外映像など、初年度約3,000タイトルからスタートする。



84局でIP電話サービス展開「広域ケーブルフォン検討会」のインパクト


 関西・中部・東海・首都圏のケーブル局84社局を連携してIP電話サービスの展開を企図する「広域ケーブルフォン検討会」(以下「会」)は、2002年8月27日に発足した。会の発足は、ケーブル業界にとって今年最大の画期的な出来事といっていい。月刊「ニューメディア」では毎号このニュースを伝えているが、連携局の数はまだ広がる可能性がある。
 8月上旬にはこの大連携がマスコミに対して「リーク」される予定だったが、事前に雑誌等に掲載されてしまったので、発表がのびのびになっていた。それでも公表された内容は十分にインパクトのあるもの。
 会のリーダーシップをとるのは、関西IP電話研究会(20社)、ZTV、シーテック、スターキャット・ネットワーク、中部ケーブルネットワーク、東海デジタルネットワークセンター(接続局数:20局)、TOUKAIグループ(接続局数:4局)、イッツ・コミュニケーションズ、ジャパンケーブルネット(接続局数:12局)、日本デジタル配信(接続局数:22局)の9社1団体で、合計接続予定局数はなんと84局に達する大連携となる。
 まず、IP電話事業サービスのスケールメリットの追求、通話エリア・料金面でのユーザーメリットの追及、そして設備投資・運営コストの低減を図ることを、会で検討する。
ケーブル局の広域IP電話サービスは、急伸するADSL、FTTHの展開などと伍して、CATVの「勝利の方程式」の解となるかどうか、今後のトライアルにかかっている。
 会では84局だけでなく、さらに会への参加を呼びかけている。しかし、連携ばかり膨らんでも足並みが揃わなければ何にもならない。当面は、この84局を中心に事業展開がはかられる予定だ。追加参加局は随意検討されることになろう。
 会には、日本最大のMSOですれに電話サービスを展開しているJ-COM Broadbandは、会とは別個にIP電話サービス参入を検討している。
●広域ケーブルフォン検討会事務局
 担当:JDS(村井・山崎・岩崎)
 TEL:03-3477-6113



大規模な総合ショールーム「パナソニックセンター」開設
松下電器

 松下電器産業(株)は松下グループの大規模な総合ショールーム「パナソニックセンター」を東京臨海副都心・有明地区に開設し、9月14日にオープンした。施設は本棟が地上4階、スタジオが地上2階。「ユビキタスネットワーク社会の実現」と「地球環境との共存」をテーマに、次世代の暮らし、社会の実現に向けた商品やサービスを提案する。松下グループの新しいブランドイメージの確立もねらう。まだ商品化していない技術、コンセプトも紹介し、次世代の商品、サービスの可能性を示す。一般客向けのショールームとしての機能だけでなく、企業や政府、地方自治体などとのコラボレーションに向けた提案に力を入れているのが特徴である。コンベンション施設の東京ビッグサイトの近くに設置されているのもそのためだ。主な施設の概要は次の通り。
・最新商品、サービスの体験スペース:DVD、モバイル、ディスプレイ、ホーム・モバイルネットワークソリューションなどを体験。
・ニンテンドーゲームフロント:松下の高精細ディスプレイで任天堂のゲームを体験。
・クリエイティブラボ:AVC機器による映像編集、音楽ダウンロードなどを提案、コンサルティング。
・フューチャーライフスタイルラボ:2005年〜2010年の近未来の暮らしを体験。
・エコステーション:松下グループの環境への取り組みを紹介。
・リビングプラザ:キッチン、バスなどの新商品、サービスを提案、コンサルティング。
・林原自然科学博物館ダイノソアファクトリー:同博物館が保有する恐竜化石の調査・研究を最新デジタルネットワーク技術で紹介。
・ビジネスプレゼンテーションショウケース:自治体向けソリューション事業、電子部品、デバイス、半導体、カーエレクトロニクスなどの技術や実機、コンテンツ配信設備などを展示。企業、政府、地方自治体などを対象にした提案施設。※ビジネスユースのため、一般客には公開しない。
・パナソニックセンター有明スタジオ:松下グループの最新デジタル収録システムを活用した、ブロードバンド対応の本格的収録スタジオ。吉本興業とのコラボレーションで双方向エンターテインメントの実証実験も行う。
・アストロウォール:建物の外壁に世界初の横長L字型大型ディスプレイを設置。室内からの視界や屋外からの自然光を遮らずに映像を表示する。



「次世代カーとITホーム」展開催、最新技術と実用例を多数紹介
TEPIAプラザ

 次世代カーに関しては、ハイブリッドカーなどの低公害車や燃料電池、安全走行のための情報システム、緊急通報システム、自動料金収受システム、EV共同利用システム、衝突安全性を向上させる素材技術などを展示し、ITホームについては、携帯電話を使った遠隔家事支援システム、健康管理システム、在宅医療システム、ブルートゥース、無線LAN、ホームシアターなどを展示する「次世代カーとITホーム 〜日本発エコ&ユビキタス技術」展(TEPIA第15回展示)が9月5日〜2003年7月25日まで、東京・北青山のTEPIAプラザ(機械産業記念館)で開催されている。主催は(財)機械産業記念事業財団。10月1日からは、臨海副都心の「TEPIAデジタル・プラザ」のサテライト会場に最新情報家電を展示し、北青山の会場とつないで遠隔操作する体験デモも実施する。
●会場:TEPIAプラザ(機械産業記念館)
 東京都港区北青山2-8-44
 http://www.tepia.jp/




(※記事の抜粋。全文は本誌をお読み下さい

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