<今月の注目ニュース、製品・イベント情報−−「NM INFO」>
村瀬孝矢が見た「CEATEC 2002」注目のディスプレイ ほか

2002年12月号掲載(※記事の抜粋。全文は本誌をお読み下さい


さらにパワーアップしたNECビューテクの液晶プロジェクター

 infoComm Japan 2002で話題を集めたNECビューテクノロジー(株)(弊誌10月号参照)は、さらに業界初の「オートフォーカス機能」「壁色補正機能」を搭載した高輝度タイプの液晶プロジェクター2機種、ビューライト「MT1065」と「MT1060」を発表。9月20日より発売を始めた。
 イメージセンサ内蔵によりフォーカス調整を自動的に行う「オートフォーカス機能」や、淡い色の壁に投映しても白いスクリーン投映時の色合いに自動調整する「壁色補正機能」を搭載。ほかに、NEC新開発のチップにより、従来の上下左右の台形補正を立体的に補正する画像歪補正技術「SQUARE SHOT」を搭載し、世界一の斜め投映を可能にした。また、短焦点レンズの採用と併せて、より汎用性を拡大。
 高輝度化も図っており、MT1065J/3200ANSIルーメン、MT1060J/2600ANSIルーメンである。解像度、質量はともにXGA、約5.9kg。価格(税別)はMT1065Jが89万8,000円、MT1060Jが79万8,000円となっている。
 発売後1年間で2機種合計5万台の販売を予定している。
●NECビューテクノロジー(株)営業本部国内営業部
 TEL:03-5232-6148
 http://www.nevt.co.jp



次世代光ディスクの解析、シミュレーション用ソフト発売
日本テクトロニクス

 日本テクトロニクス(株)では、次世代光ディスクの解析、シミュレーション用ソフトウェアを9月25日より販売開始した。販売価格は39万7,000円(税別)。
 TDSDVD型光ディスク解析ソフトウェアは、同社TDSシリーズのオシロスコープにインストールすることで、評価項目の自動測定、タイムインターバル表示といった、次世代光ディスクの設計段階で要求される測定が1台の機器で実現できる。また、TekFlexと呼ばれる機能を使えば、信号処理ブロック(イコライザ、ローパスフィルタ等)を変更、交換して最適化でき、システム設計効率を飛躍的に向上させた。
●日本テクトロニクス(株)お客様コールセンター
 TEL:03-3448-3010
 http://www.tektronix.co.jp/



電動車椅子サッカー、第8回日本選手権大会開催


 日本電動車椅子サッカー連盟主催の「第8回日本選手権大会」が10月5日(土)、6日(日)の2日間にわたって、横浜ラポールで開催された。各ブロック予選を勝ち抜いた精鋭15チームと前年度優勝チームの計16チームで熱戦が繰り広げられた。
 5日に行われた開会式には、元日本代表監督の岡田武史氏も駆けつけ、電動車椅子サッカーマンを大いに勇気づけた。福祉のリハビリではなく、スポーツとして見てもらいたい。それぐらいのスポーツとして発展させたい。選手たちのこうした思いは、岡田氏の激励と、両日とも300名を超える応援によって大いに伝わり、取材に来たスポーツ記者も「こんなに激しく、しかも魅力あるサッカーとは思わなかった」と興奮気味に話すほどだった。
 閉会式であいさつに立った顧問の山下義則氏は「大阪の障害者スポーツセンターで、一人の重度障害者の青年と、このスポーツを考え始めたのが20年前。二十歳を迎えて、やっとスポーツとしての競技力も高まり、大会運営の面でも格段の進歩を遂げてきた」と、障害者スポーツとして大きく成長していることを強調した。
 今回の実行委員会の運営面では、メーリングリスト(ML)が大活躍。実行委員会メンバーの約20人が重ねたMLシートは800を突破、細かな連絡をとる総務MLは短期間のうちに約400となったほどだ。月1回の顔を合わせた会議と、メールによる日常的な連絡という実行委員会のパラレル運営体制は、意見交換が大事な企画づくりの段階から直前の業務連絡までも大活躍。障害の有無、勤務の違いなどに左右されることなく、万全の体制づくりを実現してきた。改めて、メールの持つコミュニケーション・ギャップを埋めるパワーという面や、コストをかけない運営づくりでの有効さを十二分に示した。「MLがなければ、ここまでの成功はなかった」と振り返るのは、高橋弘・実行委員長・関東ブロック連絡会会長である。



ITU次期事務総局長に内海善雄氏が再任


 ノーベル賞のニュースほど派手ではないが、10月1日にITU(国際電気通信連合)次期事務総局長に、現事務総局長の内海善雄氏が再任されたことは、IT業界では久しぶりの「慶事」となった。ITU次期事務総局長の選挙は、モロッコのマラケシュで開催されていたITU全権委員会議(9月23日〜10月18日)において行われた。有効投票143票中、過半数の123票を獲得し、見事再任された。内海氏の任期は、2003年2月から2007年1月までの4年間。
 現在、日本人で国際機関の選挙職のトップには、内海氏と松浦晃一郎・UNESCO事務局長の2名がいる。内海氏は1999年2月に第16代の事務総局長に選出され、巧みな舵取りをしてきたことが高く評価され、今回のブッチギリの再任につながった。
 ITUの主催するテレコムイベントの「ITU Telecom Asia 2002-香港」は、2002年12月2日〜7日にわたって、Hong Kong Convention & Exhibition Centerで開催される。
http://www.itu.int/asia2002



井深、盛田の創業者が見守った「ソニードリームワールド2002」


 ソニーグループは、9月14日、15日の2日間、横浜みなとみらいの「パシフィコ横浜」で、総合エンターテインメント・イベント「ソニードリームワールド2002」を開催、約5万人が訪れた。
 このイベントは、ブロードバンド時代に向けたソニーの企業グループとしての総合的な提案を大いに楽しんでもらおうという初の取り組み。創業時代からの製品を中心としたミュージアム的な展示、井深氏や盛田氏の肉声も流れる中で「ソニー・スピリッツ」を十分に伝える空間の演出は、ソニーらしさが感じられる。最近、ソニー独自の製品が「少ないなあ」と感じられる中で、製品開発という原点から見直し、改めてソニーの強さを示そうという強い意思の表われではないか。ある面では、危機感の裏返しではないか。
 そういう意味で、最もインパクトを受けたのは、学生の就職希望ナンバーワン企業というエリート意識が目につく社員たちではなかったか。ソニーの看板といえども「市場からの退出」だってあり得るという不透明な状況の中で、若々しいソニーの原点を体感できる場となったからだ。
 ブロードバンド時代のテレビやパソコン、ケータイの新製品が派手にデモする中で、ディーラー関係コーナーの近くで見つけた初期のロゴマーク入り看板や、ソニー坊やなどが展示されていたことに引きつけられた。まさに、ブロードバンド時代のソニースピリッツを「温故知新」で再編せよ、というわけだ。



メンタル強化プログラム「MTOP(エムトップ)」
ネットエイジ

 (株)ネットエイジは、ビジネスパーソンが仕事上のストレスやプレッシャーに対する精神的免疫力(メンタルタフネス)を自ら強化できるeラーニングプログラム「MTOP(Mental Toughness Ori-entation Program)」を開発し、10月9日よりサービス提供を開始した。
 近年、国内の企業などでは、(1)従来型の共同体意識の崩壊、(2)終身雇用・年功序列の崩壊、(3)長引く不況、などの影響で、強いストレスやプレッシャーからうつ病・出社拒否症に悩む者や、その予備軍が急増している。MTOPは、そういったことからくる生産性低下の予防や、意欲向上を図るツールとして、インターネット技術とREBT(理性感情行動療法)理論を融合させた日本初のプログラム。
 サービスは、従業員向けと企業担当者向けの2パターン。当初の提供形態はASP型で、利用料は従業員一人当たり月額500円から1,000円。今後は、オールインワンサーバ提供型、ISP向けのコンテンツ提供型なども順次サービス開始予定とのこと。
●(株)ネットエイジ 事業開発部
 TEL:03-5459-2255



災害現場で情報収集、レスキューロボ開発進む


 災害現場にロボットを派遣し、被災地の状況把握や行方不明者探索に活用するための動きが各国で進められている。日本でも阪神淡路大震災(1995年)を教訓に研究が続けられ、2002年4月には産官学共同のNPO「国際レスキューシステム研究機構」が設立された。
 「SGI Solution3 Fair:Robot & Re-scue Forum」(9月26日開催)では、南フロリダ大学のロビン・マーフィ女史が基調講演に立った。米同時多発テロ直後のWTCビルに赤外線センサーやカメラを搭載したロボットを持ち込み、捜索活動にあたった当時の状況や今後の研究課題について述べ、災害現場での早期出動によるレスキューロボットの有用性を説いた。続いて、田所諭・国際レスキューシステム研究機構会長らによる講演や討論会とともに、レスキューロボットのデモンストレーションが行われた。
 翌27日には北野宏明・ロボカップ国際委員会委員長より、同大会の壮大なプロジェクト概要と実用ロボットの開発動向について講演があり、種目の一つである「ロボカップレスキュー」などが紹介された。また、日本SGI(株)と神戸大学工学部(高森年研究室)は、レスキューロボットを含む、災害現場での統合レスキューシステムの共同開発を表明した。
 なお、レスキューシステムの研究拠点として、防災科学技術研究所地震防災フロンティア研究センター、国際レスキューシステム研究機構の川崎ラボラトリーが10月9日に川崎市に開設された。ロボットならびにシステム開発にはずみがつきそうだ。



電話機付「かんたんインターネット端末」共同実証実験
鶴岡市(山形県)+NTTcom

 山形県鶴岡市と財団法人庄内地域産業振興センター、およびNTTコミュニケーションズ(株)は、新たに開発した「かんたんインターネット端末」を利用した、一般市民向けの新しいネットワーク利用形態を模索する実証実験のサービスを、11月1日より開始する。「かんたんインターネット端末」は、初期設定等の難しい操作がほぼ不要の簡単タッチパネル式・電話機付インターネット接続端末。開発はNTT comと松下電器の共同によるもので、パソコンやインターネットのスキルがなくても、誰でもが簡単に操作できるインターフェイスを実現。実験は、鶴岡市在住の市民、および市内に勤務する18歳以上のモンター希望者に端末50台を配布し、平成14〜16年の予定で行われ、インターネット利用状況調査や地域ポータルサイトへの参加状況調査、地域情報化政策に関する調査などを実施する予定。



「WPC EXPO 2002」開催、タブレットPCに注目集まる


 アジア最大規模のデジタル総合見本市、「WPC EXPO 2002」(主催:日経BP社)が10月16日〜19日の4日間、東京国際展示場にて開催された。今回の統一テーマは「ブロードバンド時代−ユビキタス・ネット社会を拓く」。同会場で来場者の注目を集めていたのがマイクロソフト社のブース。ビル・ゲイツの理想である、“ナチュラル・コンピューティング”を具現化したタブレット PCをデモ展示(11月7日発売予定)。1,110万画素のデジカメ(キヤノン)などの最新機器の展示ブースも賑わいをみせていた。また、会場の見どころや新製品情報を、動画ニュース「WPC-BB」でストリーミング配信した。
●「WPC EXPO 2002」
 http://arena.nikkeibp.co.jp/expo/




(※記事の抜粋。全文は本誌をお読み下さい

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