「ヨッ、三代目!」
“砧のランドマーク”NHK技研新棟完成

2002年5月号掲載(※記事の抜粋。全文は本誌をお読み下さい
 3月6日、NHK放送技術研究所の新棟が落成した。地上65mの14階、地下2階の建物で、屋上にはヘリポートも用意され、伝送実験に使用する地上100mのアンテナ塔がそびえる。まさに「砧のランドマーク」。

 1930(昭和5)年6月に、現在の場所である世田谷区砧に、所員16名でNHK技研は設立された。ラジオ放送開始からわずか5年、テレビ放送の研究をテーマにしたという。
 なぜ、こうも早く技術研究所を立ち上げたのか。初代所長の高田善彦氏は「放送事業は最新の学理を応用したる社会的事業である。従って……共に之が進歩改善を計る上に於て一日も研究調査を怠る事を得ないのである」と設立趣旨を述べている(出典:『テレビは進化する--日本放送技術発達小史』NHK放送技術研究所発行)。
 2代目となる建物は1961年に建設された。その前年、日本のカラー放送が始まり、1964年の東京オリンピックでは、放送時間の約2割がカラー放送で行われた。
 そして3代目となる新棟は、A棟、B棟、C棟の3つで構成され、研究用の大空間実験室「実験スタジオ」や、ISDB実験室、音響無響室、デバイス基礎実験室などの主な実験室を備え、約300名の職員が働く。キャッチコピーは「ウレシイを咲かせたい」。
 今回の新棟は「地域住民の方に大きく開かれており、エントランスでは展示会などの開催や、喫茶コーナーも自由に利用していただけます。また、400人を収容できる講堂には250インチ大画面を用意し、立体ハイビジョンまで投映できるようになっています。ここも大いに活用していただきたいと考えています」と、山田宰所長は“親しまれるNHK技研”を強調した。
新NHK技研では、「夢の実現に向けて」を掲げる中長期ビジョンとして、ISDBの高度化、コンテンツ制作技術、将来の放送サービスと基礎技術の3つの柱で、今後10〜15年先を見通した研究を行う。
(※記事の抜粋。全文は本誌をお読み下さい




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