<無線LAN最新活用事例>
ケーブルテレビ局が集合住宅で導入実験
−−北ケーブルネットワーク


2002年11月号掲載(※記事の抜粋。全文は本誌をお読み下さい
 
集合住宅に適した無線LAN

 北ケーブルネットワーク(株)(東京都北区)では、ブロードバンド対応のCATVインターネット無線LANサービス(仮称北Qネットワイヤレス)の実証実験を2002年4月から開始した。現在、気象変化による伝送速度への影響などの実測データ採集を続けている。
 村松宏剛・常務取締役は、ケーブル局である同社が無線LAN実験に取り組む背景について、「域内15.5万世帯のうち、約11万世帯が集合集宅。棟内システムの双方向接続を進めているが、物理的改修や接続承諾取得が難しいところもある。また、CATV特有の流合雑音問題解決や工事費コスト低減など、有線では対処できない問題をクリアするために検証を重ねたうえで実験に踏み切った」と説明する。

実測値で下り3Mbpsを記録

 実験ではIEEE802.11b準拠の無線基地局(親局)を同軸伝送路上に、無線子局を集合住宅のユーザー宅(14軒)に設置した。アクセス回線には同局の伝送路を、バックボーンには日本テレコム(株)のODN回線を利用。シンクレイヤ(株)が伝送路機器とケーブルモデム技術を、東洋通信機(株)が無線LAN技術を提供した。気になる実効伝送速度だが、下りで最高4.45Mbps、通常3Mbps(使用パソコンの性能などで速度変化あり)を記録している。
 商用化にあたっては、総務省への申請手続き、他の無線LAN規格の検証、増加する無線LAN同士による混信対策、セキュリティ確保などクリアすべき課題もある。
 「一番気になるのは、やはり機器の販売価格。ユーザーに、より快適なインターネットサービスが提供できるように配慮してほしい。当社としても、東京デジタルネットワークグループ(東京都内のCATV8社連合)などで、CATV無線LANシステム導入を呼びかけていきたい」(村松氏)。
 上述の課題解決後、早期に商用サービスを開始する予定だという。



(※記事の抜粋。全文は本誌をお読み下さい

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