<編集長メッセージ「新志脳巧商」>

2002年4月号掲載(※記事全文)

 うれしい声を聞いた。「表紙はおもしろいねー。あの人たちや技術はどこで見つけるの」という質問を幾たびかいただいた。たかが、メディア専門誌。その表紙であっても、こうした声をいただくのは本当にうれしい。昨年6月号の表紙を飾った「新日本語入力の『タグタイプ(tagtype)』」を覚えておいでの方も多いはず。学生時代に基本を考案した田川欣哉氏と、大学の恩師である工業デザイナー山中俊治氏の合作で、愛くるしいデザインのプロトタイプは評判となったものだ。
 それまでのキーボードと一線を画すアイデアは、日本語本来の表記を生かしたもので、使いやすさ、論理性のわかりやすさから商品化が大いに期待された。が、なかなかパートナーが現れず、「出でよ、目利きたち」とこの欄でも訴えたほどだった。
 とうとうパートナーが現れた。ベネッセコーポレーション。進研ゼミの小学生講座『チャレンジ6年生』の電子学習教材に採用された。『チャレンジ○年生』(月刊)は毎号豪華な付録があり、なかなかの評判だ。子供だましの付録ではなく、それだけでも十分商品価値があるという立派なもの。この採用に、弊誌の表紙がいく分なりとも応援できたとしたらうれしい限り。されど、専門誌の表紙。
 今回、タグタイプを採用した電子学習教材名は「スタディーゲート」で、約20万名の会員に配布される。計算や漢字の学習などの繰り返し勉強することが必要な学習を支援する電子教材として、タグタイプに白羽の矢が立った。その理由は、机も要らず、子ども自身すぐに理解できる入力法ということにあったそうだ。
 育ての親になる、ベネッセコーポレーションの担当の方に、生みの親の田川氏と一緒に表紙へ近々登場していただこう。

バックナンバー目次 単品注文 定期購読申込

トップページへ (c) New Media, Inc. All rights reserved. New Media logo