視覚障害者たちがプレーするサッカーがある。「音で蹴るもう一つのサッカー」として、世界30数カ国で楽しんでいるそうだ。日本はメンバーをかき集めて代表の1チームがやっとの状態で、まだ緒に付いたばかり。隣の韓国はソウル市内に専用のピッチがあり、盛んに行われているという。その彼らが、韓国、ベトナムのチームを招き、3カ国対抗の「アジア親善カップin
Japan」を岐阜の高山と神戸で開催する。
では、視覚障害者サッカーを簡単に説明しておこう。ピッチはフットサルとほぼ同じ大きさで、サイドライン上に高さ約1mのフェンスがある。1チームは、視覚障害者選手4名と、弱視または晴眼者のゴールキーパー1名の計5名でプレーする。道具は、転がると音の出るサッカーボールとアイマスク、ぶつかっても安全なようにヘッドギアを着ける。
ボールを奪い合うとき、世界では「MINE」、韓国では「カンダ(「行く」という意)」と言いながら近づいていく。では日本チームは? これが面白い。「まいど」、そう関西弁の「まいど〜」なのだ。ヘッドギアを着け、「まいど〜、まいど〜」と声を張り上げて動きまわる。一度は見たいスポーツの一つではないか。
さて、問題は「音の出るボール」。日本製はおもちゃ程度で、代表チームは韓国製を使用しているそうだ。ボールの本当の問題は、ボールが転がっているときは音は出るが、止まったりすると音が消えてしまうことだ。選手たちは手探りならぬ、脚探し状態になってしまう。
ここは日本のデジタル技術が出番ではないか。ボールの動きがないときも音が出て、ボールの飛びや強さにあわせて音量などが変化する技術を開発し、ニューボールを提供できないものか。もちろん、四六時中“蹴”撃にさらされるボール内という厳しい条件はある。志のある個人、団体、企業の方、やりませんか。連絡乞う、yoshii@newww-media.co.jpの吉井あてに。 |
|