ハイエンドアプリケーション用
インテリジェント・プロジェクター発売
Barco
プレゼンテーション用プロジェクターとして、中型機のハイエンドアプリケーション用「インテリジェントプロジェクターIQ G300」がバルコ(株)から発売された。PCデータ2画面+ビデオ映像2画面を同時に表示し、画像サイズの変更もできる新ピクチャー・イン・ピクチャー機能や、シームレススイッチャーを内蔵し入力ソースの切り替えを滑らかにするなど、使いやすさと安定したオペレーションを重視したモデルとなっている。リアル解像度:XGA、輝度:3500ANSIルーメン、本体重量:12.9kg、本体希望小売価格(税別):180万円
●インテリジェントディスプレイズ営業部
TEL03-5950-8103
ホームシアター用スクリーン
「ピュアマットII」発売
ホームシアター
(株)ホームシアターは、好評のホームシアター用スクリーン「ピュアマット」の新バージョン「ピュアマットII」を4月中旬より発売した。特長はピュアマット同様、ブライトダル合繊を編み込んだ特殊な生地のため皺による映像への影響が少なく、モワレ現象が出にくい。その上、ホットスポットやカラーシフトを解消し、自然な映像を映し出す。さらに「II」ではダークグレーコート加工を背面に施してあり、背面からの外光によるコントラストへの影響を軽減し、シャープネスやコントラストの改善を図っている。
●広報 担当:神崎
TEL03-3797-0690
http://hometheater.co.jp
バリアフリー度診断で
Webサイト制作を支援
ソシオメディア
ソシオメディア(株)では米国ユーザブルネット社と業務提携し、Webアクセシビリティーの診断・修正ソフト「リフト・フォー・マクロメディア・ドリームウィーバー」日本語版を開発、5月下旬から発売する。アクセシビリティーの高いサイトを構築するため、制作作業中にWebコンテンツのアクセシビリティーを半自動的に診断し、ガイド画面の手順に従って簡単に問題箇所を修正できる。マクロメディア社の「ドリームウィーバー」(Web制作ソフト上)で動作可能。WWWの標準策定を行っているW3Cの「WCAG1.0」、米国の「リハビリテーション法第508条」に準拠。販売方法はパッケージとダウンロードの2形態。価格はいずれも6万5,000円を予定。
●http://www.sociomedia.co.jp/
HDTV対応モニター、
コンバータ新機種発売
アストロデザイン
アストロデザイン(株)ではHDTV-SDIの業務用液晶モニター「DM-3000B」とフレキシブルスキャンコンバータ「SC-2040」シリーズを発売した。「DM-3000B」(オープン価格)は中継・ロケ現場などでの利用に適した、6インチ液晶パネル採用で小型・軽量化を図った。HDTV-SDI、HDTVアナログ、NTSC-D1信号入力対応。「SC-2040」(本体68万円)は周波数変換を自由に設定・入出力することが可能なコンバータ。また、大掛かりな映像システムが必要なマルチビジョンや2画面合成システムなどにも対応可能。
●企画部
TEL044-751-1324
http://www.astrodesign.co.jp/
業務用3D-CG作成ソフト
「映テレ展」で初公開
セガ
(株)セガでは操作性とコストパフォーマンスに優れた業務用3D-CG作成ソフト「アニマニウム・クリエーターズエディション」を開発、5月15〜17日開催の「映画テレビ技術・Digital Production 2002」(東京ビッグサイト)で初めて一般公開する。「アニマニウム」は東京大学のロボット工学技術を応用。アニメキャラクターを仮想ロボット化し、動画を自動作成するため、モーションキャプチャーなどの従来方式に比べ、大幅な省力化、制作期間短縮、コスト削減が図れるという。今年2月に発売した教育機関向け(エデュケーターズエディション)から、映像・ゲーム制作に必要な機能性を充実させ、今夏発売される見込み。
●セガ「アニマニウム」
http://sega.jp/animanium/
透明スピーカー
「サウンドウィンドウ」開発
松下電器
松下電器産業(株)は松下電子部品(株)と共同で、透明なパネルを空気圧で振動させて音を再生するエアロドライブ技術を用いた透明スピーカー「サウンドウィンドウ」を、世界で初めて開発した。主な特長は、(1)透明パネルのため、ディスプレイなどの表示画面の前面へ取り付けが可能、(2)パネルに触れても音の変化が少ないため、タッチパネルへの応用展開が可能、(3)パネルを直接的に駆動するより、約1/25の消費電力の低減が図れるなどである。このスピーカーの商品化は、松下電子部品より年内の予定。
●マルチメディア開発センター 企画推進グループ
TEL06-6900-9676
集塵しながら自律走行
掃除ロボット自律制御システム開発
松下電器
世界で初めて、部屋形状、床面状態やゴミの量などに応じて最適な走行と集塵を制御するセンサ融合型自律制御システムを、松下電器産業(株)が開発した。5月より本システムを搭載した家庭用掃除ロボットによる実家庭での実証実験が開始される。50個のセンサと、自律走行制御技術、動作環境センシング制御技術、省電力集塵制御技術などの新しい技術により、従来の掃除ロボット制御システムでは実現しなかった障害物を避けながらゴミの取り残しの少ない、安全かつ確実な自動運転が可能になった。
●電化・住設社 技術本部 技術企画グループ
TEL06-6332-8687
携帯電話から画像が見られる
ネットワークカメラ発売
九州松下電器
ネットワークカメラの屋外設置需要が高まる中で、九州松下電器(株)は、屋外設置が可能な防水対応ネットワークカメラ「KX-HCM130」を5月10日より、防水に加え、IEEE802.11b方式の無線機能を搭載したネットワークカメラ「KX-HCM170」を5月25日より発売する。携帯電話からも直接カメラをコントロールして画像を見ることができるネットワークカメラは業界初である。どちらも、同社提供の「みえますねっとサービス」に対応。本体希望小売価格(税別)はKX-HCM130:69,800円、KX-HCM170:99,800円。
●グローバルマーケティング本部
TEL092-477-1036
http://www.kme.panasonic.co.jp/
子どものためのIT教科書
『コンピュータと友だちになる本』
鈴木二正 著
本年度から小・中学校で本格的に実施される情報教育を見据え、コンピュータのしくみや機能など、コンピュータテクノロジーの基礎・基本を子どもたちにわかりやすくまとめた「子どものためのIT教科書『コンピュータと友だちになる本』」(鈴木二正著)が小学館より発売された。著者・鈴木二正氏は慶應義塾幼稚舎で情報教育を担当しており、実際に子どもたちとふれあいながらの実践と体験の中から、本書は生まれた。定価1,365円。
●小学館 児童・学習編集局「学習システム編集室」
TEL03-3230-5390
家族の一員
ロボ「BN-7」試作
バンダイ
(株)バンダイは、ホームのエンタテインメントロボットとして「BN-7(仮称)」を試作した。このロボットは、人間の顔や言葉を認識し、会話や手の動作でコミュニケーションするだけでなく、車輪で自走することもできる。
最大の特徴は、一度に7人までの家族の顔を識別し、各人の性格や生活パターンに合わせたコミュニケーションができ、相手の顔を見ながら会話することもできる。また、会話能力として、あらかじめ認識している100語に対して、約6万5,000語の言葉で返答できる。
国内最大300インチの車載型オーロラビジョン
「MO-SION」を市場投入
ビジョンテクノネット
三菱電機グループの(株)ビジョンテクノネット(宮田隆社長)は三菱電機の300インチのオーロラビジョンを搭載した車載型大型映像装置「MO-SION」を4月1日、市場投入した。MO-SIONはオーロラビジョンLED300インチをトラックに搭載。車載型LEDでは国内最大だ。輝度は車載型ビジョンでは国内最高の5,000cd/m2。入力映像信号はHD-SDI、SDI、DVIなどに対応し、直接表示できる。
MO-SIONは4月6日、早速本格的なイベントで使用された。イベントはMLBオープニングウィークのマリナーズ対アスレチックス戦を屋外会場で衛星ライブ放映するというもので、東京・台場のパレットタウンの中庭が会場となった。MLBが主催し、たまたまパレットタウンに遊びに来た人たちにハイビジョンの大型映像で試合を見せることで、新たなMLBファンの獲得を図った。BSデジタルハイビジョンのプロモーションを目的に、NHKも協力。ミズノは会場でイチロー選手専用のグローブやバットを製作している職人の実演製作を行うなど、イベントを盛り上げた。主催者のねらい通り、休日を楽しむ家族連れやカップルが、通りがかりに大画面の前で立ち止まって観戦。子どもと観戦していた男性は、「きれいで迫力のある映像だ」と感心していた。
ビジョンテクノネットの齋藤敏弥・営業部長はMO-SIONの特長について、「"大型映像ありき"のイベントで採用された。MO-SIONは車載型LEDでは国内最大、画質も最上級だ。また、車を止めてらリモコン操作でわずか15分程で放映の準備が完了する。使用中のオペレーションは2人で充分なので人件費もかからない。アンテナ、発電機も搭載しているため、これ1台で済んでしまう」と言う。
●(株)ビジョンテクノネット
TEL03-3864-3140
http://www.mv-tec.co.jp/
実用を目指した「M2Mロボットシステム」を
共同開発
オムロン+テムザック
オムロン(株)とヒューマノイドロボットの開発を中心とする(株)テムザック(本社:北九州市)が、第三世代携帯電話を使った遠隔操作ロボットとM2M(マシン・ツー・マシン)センターを活用した「M2Mロボットシステム」を共同開発し、3月26日に試作機の発表を行った。今回のシステムは、監視対象の場所にセンサーを設置し、遠隔操作ロボットによりM2Mセンターを介して現場状況を監視するホームセキュリティ向け。今後は両社を中心としたアライアンス形成を強化し、1年以内の事業化を目標にする。
●オムロン 事業開発本部ビジネスインキュベーションセンタ
TEL03-3438-9850
●テムザック 企画室
TEL093-581-5353
BS-iクラブ登録
30万人突破
BS-i
デジタル放送の大きな魅力になる双方向コンテンツの制作・放送を積極的に進めるBS-iの「BS-iクラブ」の登録会員が3月17日に30万人を突破した。この「BS-iクラブ」の登録は、双方向サービスを受けるために必要な手続き。
なお、電話回線の接続が終わっている登録会員数は16万強で、実際の双方向サービス利用者も順調に増えている。
BS-iでは「BSデジタル放送の最大の特徴である『双方向機能』の楽しさと利便性の認知が進んできていると考えています」と分析している。
アストロデザインが
本社移転
コンバータをはじめデジタル機器開発の専門メーカーであるアストロデザイン(株)は、本社をこれまでの川崎市から東京都に移転した。3月25日より下記の移転先で営業を開始している。
【移転先】
〒152-0011 東京都目黒区原町2-6-7
TEL03-5720-6200(代)
FAX03-5720-6364
移転部門/管理本部(総務部、経理部、企画部)、営業本部
198億円の増資を決定
イーピー社
「epでテレビが変わる。生活が変わる。」というコピーで110度CSデジタル放送を開始するepサービス事業。世界で初めてのテレビによる放送とインターネット、ハードディスクを融合させた蓄積型双方向サービスは4月から動き出すが、イーピー(株)は3月22日の臨時株主総会で、198億円の増資を行うことを決定した。これで増資後の新資本金が250億円となる。
既存株主29社に加え、今回新規20社が参画となり、計49社の大所帯となった。
「BSデジタル大賞2002」
内容決まる
BPA
(社)BSデジタル放送推進協会(BPA)が創設するBSデジタル放送普及のための賞、「BSデジタル大賞2002」の内容が決まった。
対象となるのは、2001年11月〜2002年10月の1年間に放送された番組のうち、各放送局からノミネートされた27作品(テレビ8社×各2作品、ラジオ4社×各1作品、データ7社×各1作品)と、視聴者投票による上位番組3作品の合計30作品。
ノミネートされた作品はノンフィクション作家・山根一眞審査委員長をはじめとする審査員によって、各賞が選定される。
各賞は、グランプリ(1作品)をはじめ、高画質賞、双方向賞、ラジオ賞、データ賞、5.1サラウンド賞、技術賞、編成賞などのほか、BSデジタル放送の普及に貢献した番組、イベント、人物などに授与される特別賞がある。
視聴者投票は、BPAパンフに掲載されている「おすすめ100番組」を対象に、視聴者が投票。投票者にはプラズマテレビ、BSデジタル内蔵テレビ、D-VHSビデオデッキなど豪華な賞品が抽選で当たる。
BSデジタル大賞2002の受賞式は、開局記念日(12月1日)2002年11月29日(金)を予定している。大賞を盛り上げるとともに、参加者が楽しめるようなイベントにすべく、さまざまな演出が予定されている。
●http://www.bps.or.jp/
プロジェクター教育活用研究会
2年間の活動終える
2000(平成12)年度からセイコーエプソンとエプソン販売の特別協賛を得て発足した「プロジェクター教育活用研究会」は、2002年3月に最終の研究会を開催し、終了した。
この研究会は、中川一史・金沢大学教育学部助教授を座長に、3名の研究委員と実践の参加協力校(10校/小学校4校、中学校2校、高等学校2校、養護学校2校)、事務局(ニューメディア・月刊ニューメディア編集部)で構成され、プロジェクターを授業に活用するために参加校の自由な視点から研究するスタイルで進んできた。また、日常的な情報交換もメーリングリストで行い、全国に広がる参加協力校のメンバーが互いの取り組みを交流してきた。
2000年度には、3回にわたって公開授業実践を実施し、教室での活用を具体的に視察しながら、活用のための機器環境づくりまで幅広い検討を現地で行ってきた。
オブザーバー参加したセイコーエプソンとエプソン販売のメンバーも積極的に意見交換に参加し、教室で利用するプロジェクターの機能から細かな操作性に至るまで、現場先生の率直な意見に耳を傾けた。「今後の開発に有形無形の成果を得た」。
研究会に参加した先生方は「研究会を開始した当時は、プロジェクターは非常に珍しい存在だったものが、この2年間で急速に広がり、"特別な先生が使うもの"から誰でも使う教具の一つになってきた。それどころか、子どもたちも使いはじめ、校内行事で大活躍というケースも生まれている」と、この2年間の大変化を語る。
座長の中川助教授は「今後もメーリングリストでの交流をはじめWeb上での実践事例などを公開し、プロジェクターを利用した教育のあり方について幅広い情報の公開を行う」と話し、研究会の成果を継続するためにボランティア的な活動を展開している。
衛星契約取次の業績優秀な
ケーブル局に感謝状贈呈
NHK
NHKは衛星契約取次などNHKへの営業協力が顕著だったケーブルテレビ局に感謝状を贈呈する「業績優秀ケーブルテレビ局に対する感謝状贈呈式」を3月22日、東京・渋谷のNHK放送センターで行った。ケーブル局による衛星契約取次は年々増加し、NHK受信料の安定した収納につながっている。ケーブル局にとっても手数料収入を得られる利点は大きい。NHKはケーブル局との相互協力関係を重視している。感謝状の贈呈は1999年度から始め、今回が3回目になる。選定方法はNHKの各拠点局が推薦し、営業局が決定するというもの。
感謝状を贈られたケーブル局は以下の10局。シティテレビ中野、ジェイコム湘南(藤沢局)、浦和ケーブルテレビネットワーク、シティケーブルネット、池田マルチメディア、ジェイコム関西(和歌山局)、スターキャット・ケーブルネットワーク、広島シティケーブルテレビ、ケーブルネット下関、ケーブルメディア四国。
贈呈式には各ケーブル局の経営者やNHK会長、総務省地域放送課長、日本ケーブルテレビ連盟会長などが出席。海老沢勝二・NHK会長はケーブル局に対し、「経営の安定、財政基盤なくしてNHKはない。皆さんと共存共栄を進めていきたい」と述べた。浦和ケーブルテレビネットワークの馬場紘・代表取締役社長は「数年前から衛星契約取次に注力。営業マンにそのための教育を始めた。手数料収入のメリットがあり、さらに積極的に推進したい」と応えた。
初開発!ココセコム対応
カーナビゲーション
ケンウッド+セコム
増加する自動車盗難事故の発生に対し、(株)ケンウッドのカーナビゲーションシステムとセコム(株)のセキュリティシステムが融合し、カーナビゲーションの操作パネルでナビゲーションとココセコムを一体的に操作できる「ココセコム対応カーナビゲーション」を開発。現在、製品化を進めている。搭載しているココセコム・カーアラーム1は、自動車の不正な移動をセンサーで監視し、異常を携帯電話の電波でココセコムオペレーションセンターへ通報する。車の位置はGPS衛星、携帯電話の電波で検索。業界の垣根を越えた開発は販路、販売機会の増加が図れると、メーカーの期待も大きい。
●ケンウッド コーポレーションコミュニケーション部IR広報室
TEL03-5457-7120
●セコム セコムグループ広報室
TEL03-5775-8211
第3回デジタルアーカイブアウォード賞
決まる
京都デジタルアーカイブ研究センター主催の「第3回デジタルアーカイブアウォード」の受賞各賞が決まった。受賞内容は次の通り。
【デジタルアーカイブアウォード】
「Wayback Machine」(The Internet Archive)、「今昔文字鏡」(文字鏡研究会)、「CGで見るヒトの初期発生」(嶺倉豊)、「琉球文化アーカイブ」(琉球文化デジタルアーカイブ・ワークグループ)、「画像フォーマットVFZ」((株)セラーテムテクノロジー)
【デジタルアーカイブアウォード審査員特別賞】
「素材辞典」((株)データクラフト)、「HOW MUCH INFORMATION」(the School of Information Management and Systems at the University of California at Berkeley 東京大学大学院新領域創世科学研究科メディア環境研究室)
【デジタルアーカイブ貢献賞】
中川惠一(グラフィックデザイナー)、藤原郁夫(西日本電信電話(株))
第27回 photokina
INFOCOMM Europeと併催
在日ドイツ商工会議所
1950年の第1回開催以来(隔年開催)、常に世界のイメージング産業をリードしてきたフォトキナは、「第27回フォトキナ〜ワールド・オブ・イメージング」を開催するにあたり、急速な画像技術変化を受けてコンセプトや展示構成分野の拡大を図ると発表。また、INFOCOMM International Europeやホームシネマ・メッセを併催。出展企業数および来場者数は、前回(2000年)の45カ国1,633社、16万人を上回ると予測している。
【開催日】
2002年9月25日(水)〜30日(月)
【会 場】
ドイツ連邦共和国ケルン・メッセ会場
●事務局:在日ドイツ商工会議所 ケルン・メッセ代表部
TEL03-5276-8731
http://www.dihkj.or.jp/
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