<編集長メッセージ「新志脳巧商」>
創刊222号 熱き厚さに感謝

2002年1月号掲載(※記事全文)

 創刊222号です。1983年12月号から起こし、19年目を迎えました。メディア専門誌として長く発行できたことは、読者のみなさんあってのこと、まず感謝。広告で支えていただいたクライアント各社に熱いお礼を。特別の資本、特定のスポンサーを持たない小社が、成人式を迎えんとするまで「月刊ニューメディア」一筋で生き抜いてくることができました。安い稿料でもきちんと書いていただける筆者やライターのみなさん、時間なき強要作業にも耐えてくれるデザイナーたち、フットワークよくこなすカメラマンの面々、「時間を生んでくれる」魔法使いの印刷会社、みなさんの献身に改めて感謝です。
 小社は全員で7名という弱小の零細出版社です。編集のプロが集まったのでもなく、たまたまの出会いから編集にはまったもので、一人ひとりは、どこにでもいる平凡な人間です。そうしたメンバーで、19年も継続できたわけですから、日本に新鮮なメディアエネルギーがあったということでしょう。
 当編集部には、何らの決まりや「ねばならない」という方針の類は一切ありません。「やりたい」と考えたら、自分なりにできる自由。これが継続の秘訣らしきものかもしれません。メディアは変動します。こちらの都合で決めつけたら、その変化が見えなくなります。「編集方針は?」と聞かれたら、「何もありません」と自信を持って答えます。相手の「えーっ」という“間”にこそ、弱小出版社が生き抜くチャンスがあるのです。大会社にある窮屈さはありません。さっぱりしたもんです。ただ、卑屈になる落とし穴が待ち受けています。
 きびしい風が一層強くなり、小社の台所も晒されています。とはいえ、メディアビジネスの舞台には元気もののデビューが続きます。ITと社会課題が結びつき、やっと「ITの革命性」が発揮される本当の本物が見えてきました。心境は「やっとスタート台」。2002年。次は2月号、2002年2月号、これまた「2」が続く。

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