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高精細でド迫力! 次世代型デジタルドームシアターを開発

五藤光学研究所


2003年6月号掲載(※記事の抜粋。全文は本誌をお読み下さい

 世界で最も多くドーム型シアターを手がける(株)五藤光学研究所(以下、五藤光学)が、次世代型デジタルドーム投映システム「VIRTUARIUM-II(バーチャリウムII)」を開発、販売すると発表した(4月21日)。
 このシステムは、五藤光学独自のVIRTUARIUM技術に、米国E&S社(エバンス アンド サザーランド コンピュータ(株))の最先端イメージサーバー「Digistar3」をグラフィックスエンジンとして採用。ドーム型スクリーンいっぱいに継ぎ目のない映像が投映されるため、あたかも映像の中に入り込んだような没入感を与えてくれる。仮想世界からリアルタイム映像まで、HD、NTSCの一般動画映像からCG映像、音響データなど、あらゆるコンテンツが楽しめる。
 さらに、リアルタイムに画像を生成するVIRTUARIUMは、インタラクティブな使い方もできる。「将来的にネットワーク環境が整えば、ハワイ島マウナケア山の頂上にある、すばる望遠鏡の周囲の映像をリアルタイムに見せることもできるようになるでしょう」と、明井英太郎・第一営業統括課長は話す。ブロードバンド時代、これまでと違うドーム型シアターが誕生するかもしれない。
 五藤光学では、放映ソフトの有償提供はもちろん、ソフト製作の専用機材も提供(有償)しているので、自作ソフト製作も容易にできる。しかも、新システムは導入コストおよび運営コストを、従来に比べて約3分の1(標準システム販売価格:1億5,000万円)に抑えている。
 発表時、頭上を覆う直径10mのドーム型スクリーンに、6台のCRT方式のプロジェクターを使ったデモンストレーションが行われた。高精細で迫力がある映像は見ごたえ十分。これまでのようなプラネタリウムなどの施設に限らず、温泉宿や誰もが気軽に足を運べるスペースでの導入を期待したい。
■問合わせ先
 (株)五藤光学研究所 第一営業
 TEL.042-362-5311
 http://www.goto.co.jp




(※記事の抜粋。全文は本誌をお読み下さい

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